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精製方法のおはなし -ウォッシュト-

前回はナチュラル精製のおはなしでした。


今回は水洗式(ウォッシュト)のおはなしです。


ウォッシュトにてコーヒー豆を精製する為には

大量の「水」が必要になります。

なので、水が豊富にある地域での精製方法になります。

水が少ない地域では行うことができません。


ナチュラルでは

収穫→乾燥→脱穀→選別

という流れでしたが、


ウォッシュトでは

収穫→選別→外皮果肉除去→ミューシレージ除去→乾燥→脱穀→選別

という流れになります。


1.選別

この工程では水に浮く実と浮かない実で選別を行います。

成熟している豆は沈み、未熟な豆は浮く為、未熟な豆と不純物などを除去します。

2.外皮、果肉除去(パルパー、パルピングなどと呼ばれます)

パルパーと呼ばれる果肉除去機で外皮と果肉を取り除きます。

枝豆を食べるときに房を押すことでピュッと飛び出してきますが

それと同じ原理で左右から力を加えることで取り外していきます。

3.ミューシレージ除去

発酵槽(ファーメンテーション槽)と呼ばれる大きな水槽のようなところ(生産規模や商品価値によってポリバケツだったりビニール袋だったりもあります)に水と一緒に1日から3日ほど漬け込むことで、発酵させて、ミューシレージが分解されるのを待ちます。

4.乾燥

天日や機械で乾燥させます。

5.脱穀

脱穀機でパーチメントをはがします。

6.選別

比重による選別や、振動で網目のサイズで大きさ選別などで大きさの選別を行います。


ウォッシュトにて精製している主な生産国は

・コロンビア

・グァテマラ


ウォッシュトによる精製方法で作られたコーヒーは

爽やかでみずみずしい風味でクリーンなカップになることが多いです。

透き通った風味であるという人もいます。

すっきりとした風味ともいえるでしょう。

日々飲むコーヒーにお勧めしたい精製方法です。



 
 
 

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