コーヒーの産地による味の違いのおはなし
- caffeepica
- 2024年4月15日
- 読了時間: 3分
コーヒーはワインに似ている。
と言う人がいます。
評価基準の制定などにワインソムリエさんが関わっていた事もあるかとは思いますが、
ワインと同じように土壌(テロワール)と品種、
その年の気候などで味わいが変わってくる事を指して言われている場合もあります。
まずは国単位でコーヒーを見てみる前に
大きな地域ごとに大まかな風味についてお話していきます。
初めにご理解いただきたいのは
大まかな表現となりますので、絶対にこの風味が出ます!というものではないという事と、
近年は精製方法の発展に伴って、その地域にしては珍しい風味を持つものも増えています。
最初に紹介するのは南米。

産地として出てくるのは
・ブラジル
・コロンビア
・ペルー
・ボリビア
・エクアドル
でしょうか?
この南米のコーヒーのキーワードは
「ザ・コーヒー」「チョコレート」「ナッツ」
ナッツ感やチョコレート感、柑橘やリンゴなどの風味が多くなりやすい地域です。
次は中米。

・コスタリカ
・グァテマラ
・ホンジュラス
・メキシコ
・ニカラグァ
・パナマ
・エルサルバドル
・ドミニカ
がコーヒーの産地としては出てくるかと思います。
この地域のコーヒーのキーワードは
「コク」「フルーツ感」
ブドウやすもも、サクランボ、リンゴなどの果物系の風味をベースに
チョコレートなどのコクを特徴としやすい地域でもあります。
続いてアフリカ。

・エチオピア
・ケニア
・タンザニア
・ルワンダ
・ブルンジ
・コンゴ
・ウガンダ
・ザンビア
でしょうか?
この地域のキーワードは
「フレッシュフルーツのような」「野菜のような」「透明感」
透明感のあるフレッシュ感が特徴として出やすい地域です。
そして、アジア。

・インド
・ベトナム
・タイ
・中国
・フィリピン
・ネパール
・インドネシア
・東ティモール
・ミャンマー
この地域のキーワードは
「エネルギッシュ」「エキゾチック」「土っぽい」
です。
それらの土地それぞれで独特の風味を持っていることが多く、
ワインで表現される
「土」「革」「草」などの風味を持つことが多い地域です。
その他
・パプアニューギニア
・イエメン
・ハワイ(アメリカ)
独自の特徴を持ちます。
パプアニューギニアはアジア分類と考えても良いかもしれませんし、
イエメンはアフリカ、ハワイはパプアニューギニアと近いかもしれません。
どうくくるかが難しい地域になります。
産地ごとに風味特徴があります。
そして、さらに国ごとの特徴にも今後触れていきたいと思います。
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