精製方法のおはなし -ナチュラル-
- caffeepica
- 2024年5月20日
- 読了時間: 2分
前回は精製とはなにをする工程なのか
大きく分けて二つの方法があることをおはなししました。
今回は非-水洗式のおはなしです。
こういう言い方をすると必ずトイレの話みたいだと茶化す方が居られるので、
ナチュラル精製のおはなしとして、話を進めます。
(他に天日式やアンウォッシュドなどと言われることもあります)

ナチュラルの精製は水を使いません。
なので、水が少ない地域、湿度の低い地域での精製方法と言えます。
他の精製方法と比べて、設備投資がそれほど必要ではないものの、
人の手が多くかかる工程が多くなります。
作業工程を見ていきましょう。
1.収穫
2.乾燥
3.脱穀
4.選別
要は、収穫して(1)、乾燥させて(2)、外皮と果肉、粘液質、内果皮をむいて(3)、
グレード分けして(4)完成です。
このナチュラルの精製方法のキモになるのは2つ目の乾燥の工程です。
この乾燥がうまくいかないとカビてしまったり、
腐ってしまったりという危険性があります。
湿度が高い地域や、
乾燥させるために収穫したコーヒーの実を広げるスペースがない山岳地域などでは
乾燥の工程を適切に行うことが難しく、
ウォッシュトなど別の精製方法を行うことが多くなります。
ナチュラルのコーヒーの風味特徴として、
ウォッシュトと比べて果肉が種子と長い時間接しており、
果肉の風味が種子にまで浸透するのか、
ウォッシュトと比べて強い果実感を持つことが多くなります。
ナチュラル精製を行っている主な生産国は
・ブラジル
・エチオピア
などがあります。
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