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コーヒーの精製のおはなし

以前出町のお店に来られた方が、

セイセイ方法と言われるとなんだか錬金術みたいなイメージが湧いてくるねー。

と仰っていましたが、生成ではなくて、精製です。


せい‐せい【精製】

読み方:せいせい

[名](スル)

1 十分に念を入れてつくること。「材料を選び—した品」

2 まじりものを除いて、純良なものをつくりあげること。「原油を—する」


コーヒーの精製は1なのか2なのか。

一体なにをする工程なのか。

簡単におはなしします。


以前、コーヒーは果実であるとおはなししました。

普段よく見るコーヒー豆は果実の種子であると。


コーヒーの精製は

コーヒーの果実から種子を取り出して、焙煎できる状態にするまでの工程を指します。


コーヒーの実は外から細かく見ていくと

まずは外皮に覆われていて、その中に果肉があり、種子を覆うミューシレージと呼ばれる粘液質の層があり、シルバースキンと言う内果皮(コーヒーの種子の被膜のようなもの)があって、コーヒーの種子があります。


外側から順に箇条書きしていくと、

・外皮

・果肉

・ミューシレージ(粘液質の層)

・パーチメントとシルバースキン(内果皮)

・種子


もう少し身近な果物野菜にたとえてみましょう。

トマト。食べた事あると思います。切ったこともあるでしょう。たぶん。

トマトは

まず、外皮として、よく湯剥きされるトマトの皮があります。

中に果肉があって、

トマトの種の周りにはゼリー質があります。

(液果や漿果と呼ばれる部分です)

その中に種子があります。

コーヒーで言うところのパーチメント(内果皮)は

トマトではゼリー質と外側の果肉の間にあるので、

この部分だけはコーヒーの種子とは違いますが、とてもよく似ていると思います。


コーヒーの精製では上記の5つから種子だけを取り出す工程になります。


取り出すまでの工程にも色々なやり方が存在していて、

大きく二つの系統に分けられます。

・水を使ってミューシレージを洗い流して種子を取り出す方法

・水を使わずに乾燥によってミューシレージの水分を蒸発させて種子を取り出す方法


はい。水を使うか使わないかです。

使う方を水洗式、

使わない方を非水洗式と言ったりもします。


次回から水洗式(ウォッシュト)、

非水洗式(ナチュラル)、

それ以外の精製方法をおはなししていきます。



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