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ブレンドが嫌い。というお話。

更新日:2024年6月21日

前回ブレンドとはなにかのお話をしました。

今回は私がブレンドを嫌いな理由をお話します。


「味が安定しないから」です。


コーヒー一杯を抽出するのに使う豆の量は一般的に10~12gと言われています。

産地にもよるけれど大体一粒あたり0.12g前後と言われています。

仮に一粒0.1gとした場合、10gの為には100粒。

一粒0.15gとしたなら67粒

ブレンドコーヒー。大体2種から4種の豆を使います。

仮に2種のブレンドで50% + 50%の豆だとします。

つまり、50粒:50粒、33.5粒:33.5粒です。

これ、コーヒーを淹れる為に使うためのスプーンですくったとして、

その割合がちゃんと50:50になる確率ってどのくらいでしょうか?

もし、これが4種ブレンドで60%+20%+15%+5%だったとしたら

特にこの場合。

一粒0.1gの豆なら

10gのなかで

6g:2g:1.5g:0.5g

60粒:20粒:15粒:5粒

となります。

絶対にその通りの割合にならない確率の方が高いと思います。

5%しか元々入っていない豆がゼロになったり、

15%の豆と20%の豆のボリュームが逆転したり。

ただでさえ元のコーヒーが安定しにくい上に、

抽出を自分で行うわけではないブレンドコーヒー。

お客様のお手元のカップでどんな味になるのかとても想像しにくくなっていくのです。

ブレンドを作るとき、一杯分ずつブレンドを作らない限り、

風味のブレ幅を減らす方法がなく、

お店によってはオーダー毎に一杯分ずつブレンドを作っているところがあります。

その理由が理解いただけたかと思います。

もし、Epicaでブレンドを販売するとしたら、

ショップ開始直後は

1杯単位の豆販売かもしくはドリップバッグでの販売になると思います。


次回から抽出の理論的なお話をしていきます。

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