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コーヒー産地のおはなしその2 ブラジルのコーヒー

第2回はブラジルのコーヒーです。

ブラジルと聞いて真っ先に思い浮かぶものはなんでしょうか?

サッカー?リオのカーニバル?コルコバードのキリスト像?

それともコーヒーでしょうか?


コーヒー屋のBLOGですので、今日はコーヒーのおはなしです。(そりゃそうじゃ)

昔、「銀ブラ」という言葉があったそうです。

銀座をブラブラすることと認識されていることも多いのですが、

当初は銀座でブラジルのコーヒーを飲む事の意味だったそうです。

(確証になるものがないため、現在はデマであるという説が一般的なようですが・・・)

このブラジルのコーヒー。

(1923年から1970年まで一時閉店していますが)現在でもお店があります。

「銀座カフェーパウリスタ」


この銀座カフェーパウリスタ。

1911年の創業です。

創業者は水野龍。

日本からブラジルへの移民を斡旋した人物です。

その斡旋の見返りとしてサンパウロ州政府からコーヒー豆を12年間無償提供を受けています。

そのコーヒー豆で開業したお店がパウリスタ(ブラジルの言葉でサンパウロ人の意味だそうです)でした。

日本からブラジルへ移民として移り住み、

コーヒーの生産に大きくかかわっている日本人がたくさん居たのです。

このあたりの話はまた別途紹介します。


ブラジルのコーヒー産地として有名なのは

「ミナスジェライス」

「バイア」

「サンパウロ」

「エスピリットサント」

「パラナ」

などでしょうか。


中でもミナスジェライスはブラジル最大規模の産地で、

当店の販売するモンテアレグレ農園もここにあります。

「サントスは???」

という声が聞こえてきますが、

サントスは港の名前で、ここから出荷されるコーヒーが

サントスNo.2やサントスNo.5のように言われます。

一番上のグレードがサントスNo.2です。

一番下はNo.8まであります。

No.1はなぜないの??という話になりますが、

ブラジルの豆の評価方法が欠点豆の混入率で決まっている為、

欠点豆を0としたものがNo.1になると考えるものの、

現実的にそこまでやると手がかかりすぎる為(他にも理由はあるそうですが)、

値段が高騰してしまう為やらないという選択をした結果、

No.1を設けないという結論になったそうです。



さて、ブラジルのコーヒーによくある風味特徴は

「チョコレート」

「ナッツ」

です。

ブラジルのコーヒーを説明する時に、

「This is "THE COFFEE"!!!」

と説明する人もいます。

一般的にイメージされるコーヒーの風味に一番近いのが

このブラジルのコーヒーを深煎りしたものでしょうか?

ブラジルは浅煎りでも深煎りでも美味しく飲むことができる懐の深さがあります。

もし、コーヒーに迷ったらブラジルの浅煎りと深煎りをお試しください。

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