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カプチーノのおはなし。

前回はカフェラテのおはなしでした。

今回はカプチーノです。

新車が再び発売されるというスズキの車ではありません。(わかる人の方が少なそう)

(画像引用元:SUZUKI DIGITAL LIBRARY|四輪車


カプチーノはエスプレッソにミルクを加えた飲み物です。


名前の由来はカプチン修道士のかぶる頭巾の形に似ているからとか

エスプレッソとミルクの混ざった色合いが

カプチン修道士の服の色合いに似ているからとか

所説あり。のモノのようです。

(他にはカプチーノがフタを意味することからミルクでエスプレッソに蓋をしたものという説や、頭頂部のみを剃髪した僧侶の頭に似ているというような説もあります)

カプチンが語源になった一般的に知られるコトバに僧帽筋があります。

これもカプチン修道士の頭巾(フード)を脱いで背中に垂れた姿に由来するそうです。


色々な名前の由来になるほど皆大好きなカプチン修道会ですが、

カプチン修道会を検索するとすぐにカタコンベとミイラの画像が大量に出てきますので、

興味がない、苦手な方は検索するのはやめましょう。


話がいつもながらに大きく逸れました。

カプチーノも大きなくくりで言うのであればカフェラテの一種です。


「所説あり」というか、「どの解釈をしているのか」に近い、

それぞれの認識の違いがあります。

店それぞれの解釈や規定があったりしますので、

オーダー前にそれぞれのお店でご確認いただくのが一番良いかもしれません。


イタリアのカプチーノの規定は簡単に説明するのであれば、

Italian Espresso National Institute(INEI)が規定するものに従うならば、

150~160mlのカップに25mlのエスプレッソ(INEIが規定する抽出内容)を抽出し、

そこに100mlの規定のタンパク質、脂肪分の新鮮なミルクをスチームして、

125mlになったミルクをカップの縁まで満たし、

ミルクの泡でドーム型になったもの。

となります。


アメリカのカプチーノの規定は二種あります。

・ウェットカプチーノ

コーヒーとスチームドミルクとフォームドミルクの比率が

2:4:4であること。

・ドライカプチーノ

コーヒーとスチームドミルクとフォームドミルクの比率が

2:2:6であること。


日本の昔の喫茶店で提供されていたカプチーノ

コーヒー少量に対して泡立てたミルクを注ぎ、

シナモンを振った(もしくはシナモンスティックを添えた)もの。


Epicaでは基本的には160ml前後のカップにエスプレッソを1ショット。

そこにスチームした60度前後のミルクを注ぎ、1cmのミルクの泡の層を作る。

を規定としていました。


カフェラテのところでもおはなししていたかと思いますが、

ミルクは65度以上でタンパク質の変性が始まります。

その為、ミルクの甘さを際立たせる温度帯は55度から63度ほどと言われています。

カプチーノはミルクの甘さとコーヒーのコクを合わさったドリンクとして考える為、

熱々の食べ物、飲み物を好む傾向がある日本人からは

ぬるいドリンクと認識されることになってしまい、

クレームが発生することも多々あります。

実際に出町のお店で営業中に作り置きを出されたと激怒されたお客様が居られました。

その時にもオーダー受付の際に説明してから提供していたのですが、

想像以上にぬるかったとのことで、

熱くて飲めないくらいの90度のミルクで作り直す事でご満足いただけました。

お店で提供される場合はカプチーノは

ミルクの甘さとエスプレッソを味わう「ぬるめのドリンク」であることを説明してから

提供しないとクレームが発生することがあることを認識しておく必要があると思います。



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