カフェラテのおはなし
- caffeepica
- 2024年6月10日
- 読了時間: 3分
前回はエスプレッソのおはなしでした。
今回はカフェラテのおはなしです。

カフェラテとカフェオレってよく似てるけど、何が違うの?
よく聞く言葉です。
カフェラテは大きく解釈するならば、
・エスプレッソとミルクを合わせたドリンク
カフェオレは大きく解釈するならば、
・ドリップコーヒーとミルクを合わせたドリンク
となります。
では「カフェラテ」、「カフェラッテ」、「カフェ ラ・テ」の違いは?
元々は「Latte(ラッテ)」。
イタリア語でミルクの意味です。
「ラッテ」は元々のイタリア語の発音に合わせた表記。
「ラ・テ」はおそらく、カフェ・オ・レの表記に合わせて
中点を置いたものではないかと思います。
「ラテ」はアメリカでの発音をベースに表記したものと思われます。
イタリアで「ラッテ」や「ラテ」とのみオーダーした場合は
ミルクだけが出てくる事があるというのは
元々ラッテというのがイタリア語でミルクの意味だからですね。
一応、SCAJのテキストによると、
アメリカでのカフェラテの規定は
エスプレッソにスチームミルク9:フォームミルク1のミルクを加えたもの。
となっているようです。
(どこが規定してるのかわかりませんでした、、。)
ミルクのスチームについて、簡単におはなしします。
ミルク、牛乳は乳牛の乳汁です。
タンパク質を含み、脂肪分があります。
よくご家庭にもあるミルクですが、
お鍋で温めるとマクがはります。
このマクは脂肪分を主として出来上がるマクで、
湯葉も同じ原理で、学術的にはラムスデン現象というものだそうです。
カフェラテで使うミルク、温度は高いけれど、マクは見当たりません。
カフェラテで使う、スチームミルクとフォームミルク。
スチームミルクはスチーム(水蒸気)によって温めたミルクです。
フォームミルクはスチームによって泡立てられたミルクです。
実はフォームミルクはスチームによって泡立てられ、
その細かい泡をミルクのマクが覆ったものです。
カフェラテで気を付けたいポイントの一つに、
温めた温度帯での風味の変化があります。
日本人は熱々のモノを好む傾向があります。
鍋焼きうどんや鍋、焼き芋、日本茶。
色々と熱々のモノが多くあります。
しかし、カフェラテに使うミルクはあまり熱々に向いていません。
なぜか。
ミルクの温度が高すぎるとミルクに含まれるたんぱく質が変性し、
甘味や香りなどが悪くなります。
具体的には50度から63度くらいがタンパク質変性が起こる境目と言われています。
Epicaでは60度を基本にカフェラテを作っていました。
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