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カフェラテのおはなし

前回はエスプレッソのおはなしでした。

今回はカフェラテのおはなしです。

カフェラテとカフェオレってよく似てるけど、何が違うの?

よく聞く言葉です。


カフェラテは大きく解釈するならば、

・エスプレッソとミルクを合わせたドリンク

カフェオレは大きく解釈するならば、

・ドリップコーヒーとミルクを合わせたドリンク


となります。


では「カフェラテ」、「カフェラッテ」、「カフェ ラ・テ」の違いは?

元々は「Latte(ラッテ)」。

イタリア語でミルクの意味です。


「ラッテ」は元々のイタリア語の発音に合わせた表記。

「ラ・テ」はおそらく、カフェ・オ・レの表記に合わせて

中点を置いたものではないかと思います。

「ラテ」はアメリカでの発音をベースに表記したものと思われます。


イタリアで「ラッテ」や「ラテ」とのみオーダーした場合は

ミルクだけが出てくる事があるというのは

元々ラッテというのがイタリア語でミルクの意味だからですね。


一応、SCAJのテキストによると、

アメリカでのカフェラテの規定は

エスプレッソにスチームミルク9:フォームミルク1のミルクを加えたもの。

となっているようです。

(どこが規定してるのかわかりませんでした、、。)


ミルクのスチームについて、簡単におはなしします。


ミルク、牛乳は乳牛の乳汁です。

タンパク質を含み、脂肪分があります。

よくご家庭にもあるミルクですが、

お鍋で温めるとマクがはります。

このマクは脂肪分を主として出来上がるマクで、

湯葉も同じ原理で、学術的にはラムスデン現象というものだそうです。


カフェラテで使うミルク、温度は高いけれど、マクは見当たりません。

カフェラテで使う、スチームミルクとフォームミルク。

スチームミルクはスチーム(水蒸気)によって温めたミルクです。

フォームミルクはスチームによって泡立てられたミルクです。

実はフォームミルクはスチームによって泡立てられ、

その細かい泡をミルクのマクが覆ったものです。


カフェラテで気を付けたいポイントの一つに、

温めた温度帯での風味の変化があります。

日本人は熱々のモノを好む傾向があります。

鍋焼きうどんや鍋、焼き芋、日本茶。

色々と熱々のモノが多くあります。

しかし、カフェラテに使うミルクはあまり熱々に向いていません。

なぜか。

ミルクの温度が高すぎるとミルクに含まれるたんぱく質が変性し、

甘味や香りなどが悪くなります。

具体的には50度から63度くらいがタンパク質変性が起こる境目と言われています。


Epicaでは60度を基本にカフェラテを作っていました。



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